指揮者として

現代における最も素晴らしいアジア系米国人女性指揮者の一人である。飛び入りで指揮したヴィースバーデン・ヘッセン州立管弦楽団でのレナード・バーンスタイン作「キャンディード」の衝撃的な演奏から指揮者としてのキャリアが始まった。ドイツ初のアジア系米国人女性の指揮者となった。レパートリーは、オペラをはじめ「マイ・フェア・レディ」「メリー・ウィドウ」「 ルクセンブルグ伯爵」「こうもり」などミュージカルやオペレッタまで多岐に渡る。

指揮者としてのキャリアの中で最も輝かしいのは、バレエ作品「ワールド・トラベラー」である。著名な振付師イツィク・ガリリ、エドワード・クルグ、マルコ・ゲッケと共に、バレエとオーケストラのコラボレーションを全く新しい境地にまで引き上げた。独奏者でありながら同時に指揮者として演奏を行ったモーツァルト「ピアノ協奏曲第23番」に続き、ビバルディ「四季-冬」を指揮した。後半は振付の一部としてダンサー達と共に舞台に立ち、ショパンのノクターンを5作品演奏し、最後にハープシコードから指揮をしながらバッハの管弦楽組曲第4番を見事に演奏した。ドイツのヘッセンラジオ局からは「素晴らしいカオ・リン!」と絶賛され、フランクフルトの主要紙FAZ (Frankfurt Allgemeine Zeitung) からは「その夜の魔術師」と称賛された。

2015年には、レオナルド・バーンスタインがニューヨーク交響楽団と共に開始した「ヤング・アーティスト・シリーズ」に倣い、若者の好奇心をより刺激するプログラムを立ち上げ、現在もその準備を進めている段階である。同氏の作品である「ヤング・ピープルズ・コンサート・シリーズ」の「オペラトレイラー」は、オペラの序曲、映画のテーマソング、スライドショー、アニメのビデオを組み合わせた楽曲で、自ら司会、指揮、歌唱、ピアノ演奏をこなし、より多くの刺激を求める多くの若者達をオペラハウスに動員した。レオナルド・バーンスタインに感化された「ヤング・ピープルズ・コンサート・シリーズ」は、2020年にマンハッタン近郊で上演する予定である。指揮の師として仰ぐのは、バーンスタイン氏をはじめ、カルロス・クライバー、ダニエル・バレンボイム、セルジュ・チェリビダッケ、サイモン・ラトルの各氏である。

 

ピアニストとして

7歳の時に台湾の台北市にあるヤマハ・リサイタルホールの舞台でピアノ演奏のデビューを果たしてから、世界で最も活躍が期待される若きピアニストの一人として世界から認められた。ニューヨークで行われた コシチュシュコ ・ショパン・ピアノコンクールで優勝し、その後、米国、アジア、ヨーロッパで演奏を行ってきた。ポーランドのドゥシニキ国際ショパンフェスティバルでは米国代表として演奏し、その演奏はポーランドの国営テレビで放映され、同フェスティバルにおいて「パブリックズ・フェイバレット・アワード」を受賞したばかりでなくポーランドの全国紙で「舞台に立った瞬間からショパンのソナタ第三番の最後の音符を引き終える瞬間まで聴衆を魅了してやまなかった」との賛辞を贈られた。

チェコ交響楽団とティボール・シェルリーの「ピアノ・コンチェルティーノ3x3」を録音するため米国オハイオ州のクリーブランド音楽院に招待された。この録音は「フライシャー・コレクション・シリーズ」の一部である。その他、ショット・ミュージック出版社のために著名なチェロ奏者マリア・クレーゲルと「チェロ・マスタークラス」の録音も行う。ケルン交響楽団と「ショパン・ピアノ協奏曲第2番」を演奏後、ドイツのエッセン市にあるフォルクヴァング芸術大学音楽科から准教授として招かれ、2年後には、ケルン音楽舞踊大学の准教授にもなった。

イタリアのヴァルティドネ国際コンクール(室内楽部門)において、ピアノ奏者として参加したトリオ「エノス(Enos:ラテン語で「一緒に演奏する」の意味)」として優勝した後、「エノス」としてヨーロッパ演奏旅行を敢行し、マスタークラスを開催したりコンチェルトを演奏した。「エノス」は、ドイツのバウナタール、ヴッパータールで若者を対象とした2つの重要なコンサートシリーズ「ヤング・ピープルズ・コンサート・シリーズ」を立ち上げ、若い音楽家達にプライベート・レッスンを通して指導したり、コンサートで「エノス」のメンバーと演奏する機会を与えた。

 

指導者として

米国とヨーロッパでマスタークラスを開催。2001年から2003年まで米国インディアナ州にあるインディアナ大学の准教授。2004年から2007年、ドイツのエッセンにあるフォルクヴァング芸術大学音楽科で准教授を務める傍ら、ケルン音楽舞踊大学からゲスト・インストラクターとして頻繁に招かれる。

2009年以降、ドイツのヴィースバーデン・ ヘッセン州立劇場のオペラハウスで指揮者、ピアニストとして活躍中。ヴィースバーデン・ブラス・アンサンブルの首席指揮者でもある。ドイツにおいてゲスト演奏者として演奏を行った劇場は、ダルムシュタット州立劇場、マイニンゲン劇場、ホーフ劇場などがある。

 

現在

2018年7月にアルメニアの首都エレバンに居を移す。わずかな滞在期間にも関わらず、アルメニアの豊かな文化に非常に触発される。アルメニアという土地から温かく迎えられ、良い刺激を受け、現在、文化プロジェクトを組織し、そこでチーム・メンバーと共に音楽、芸術、詩、食べ物、ワインなどを通して「人々に文化をもたらす」活動を行う予定である。このプロジェクトは、2019年にアルメニアを皮切りに6年~8年に渡り開催されていく予定である。

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